今回は、「中途採用の面接で聞いていた内容が怪しい」の雇用前調査事例をご紹介します。
依頼者:会社経営者(Y様46歳) 対象者:男性求職者
調査場所:岐阜県岐阜市
依頼内容
今回は中途採用の求職者に対する雇用前の調査事例をご紹介します。
依頼者はY様46歳です。
Y様はこれまで豊富な起業経験があるほか、会社を軌道に乗せた後事業を譲渡するなどの経験もあり、経営に関して豊富な知識をお持ちであるようです。
現在は、そんなスタートアップやベンチャー企業に対しての経営支援やコンサルティングを行う会社を営まれています。
業務の性質上、決裁者とのコネクションの有無から新しいビジネスに繋がることも多く、新卒社員を入社させることは少なく、業界経験者を中心に中途採用を行うことが多いようです。
今回、中途入社で応募してきた求職者と面接を行なっており、採用を前向きに考えているそうです。
履歴書に書かれている内容を見る限りは、学歴もかなり良く、職歴も含めて魅力的な経歴がずらりと並んでおり、かなり優秀な人材に思えたそうです。
しかし、実際に面接をしてみると、それまでの経歴からイメージしていた人材像とは異なり、その人物からは覇気を感じなかったのだといいます。
更に、面接時の受け答えにも不自然な部分がいくつかあったようです。
当日の面接は社長であるY様と人事担当である社員、対象者の3人で行いましたが、履歴書に記載のある卒業大学が人事担当と同じ会社、同じ学部であったにも関わらず、大学に関しての話が噛み合わなかったり、現在も務めているというコンサルティング企業の業務内容に対しての説明が具体的ではなく、本当に即戦力としてのキャリアがあるのか不安になったのだそうです。
一度採用してしまうと、簡単に解雇もできませんので、私生活の素行も含めて調査を行ってみることにしたそうです。
調査内容
Y様は、面接でちぐはぐな様子を見せる対象者を見て、どこか嘘をついているように見えたのだといいます。
なので、対象者の履歴書に嘘がないのかを確認するとともに、対象者の素行調査も合わせて行って欲しいとのことでした。
また、対象者は現在も某コンサルティング会社に務めているとのことなので、勤務先への出入りなども確認します。
今回の依頼の目的としては、
・対象者の提出した履歴書に虚偽の内容がないか確認したい。
・対象者の素行に問題がないか確認したい。
・採用するかどうかの判断材料にしたい。
の3点となります。
Y様は、今回の対象者が本当に履歴書通りの人物であり、素行にも全く問題がなければ、是非採用したいと考えているそうです。
しかし、どうもY様の様子を見て感じた違和感が拭えず、採用するかどうかの判断材料が欲しいということでした。
調査結果
はじめに、対象者の履歴書に虚偽の申告がないかの確認から着手を行いました。
履歴書には○○大学卒業という記載がされていましたが、確認をしたところ、入学はしたものの、中退しており、卒業していないことが判明しました。
この時点で、履歴書の虚偽があり、採用を見送ることを視野に入れるべき内容ですが、徹底的に調査して欲しいとのY様のご意向から調査を継続しました。
記載されていた現住所には偽りがなかったため、平日5日間の素行調査を行いました。
調査初日は、履歴書に記載されていた現在の勤務先とは違う会社へと出勤していきました。
しかし、コンサルティング会社という性質上、取引先への出入りも考えられることから、連日素行調査を継続したところ、対象者が同僚と思われる男性と落ち合い勤務先へと入っていくところを押さえることに成功しました。
その際の2人の会話の内容から、対象者が初日に出勤した会社が本当の勤務先であり、履歴書の職歴にも虚偽の内容があることが判明しました。
さらに聞き込み調査から、以前の職歴に関してもかなり虚偽の内容が含まれることが判明しました。
また、退勤後を尾行調査したところ、友人と合流し居酒屋で飲食する姿を確認しました。
その後、居酒屋での飲み会が終わり、最寄駅への帰路で通行人と一触即発になり、友人に止められるシーンを撮影することができました。
酔うと絡むくせがあるようでした。
この時点で十分な情報を押さえることができたので全ての調査を終了しました。
まとめ
調査報告書をY様に提出しました。
調査の結果、Y様が魅力を感じていた履歴書の経歴はほとんどが虚偽の内容であったことがわかりました。
更に、プライベートでの不安材料も判明したことも相まって、採用することを見送ったそうです。
会社経営において、正社員の採用はかなりのリスクを伴う行為でもあります。
事前に素行調査を行うことで、会社に合わない、優秀ではない人材を採用してしまい大きなリスクを負ってしまう可能性をかなり少なくすることができるでしょう。
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