今回は、「社員の営業成績が最近著しく減っている」の素行調査事例をご紹介します。
依頼者:代表取締役(T様49歳) 対象者:社員
調査場所:岐阜県大垣市
依頼内容
今回は企業内の素行調査事例です。
今回依頼をいただいたT様49歳は、従業員が30名ほど在籍している営業会社を営んでいるそうです。
T様の会社に7年ほど前に中途採用で入社してきた社員の素行が怪しいのだといいます。
T様の会社では、社員の多くが営業職をしており、社員それぞれに社用車を支給し、外回りの営業を行うことがメインの業務だといいます。
業種柄、営業成績はかなり重要度が高く、普段からかなり高い業績を維持している社員に関しては、社外で業務時間中に何をしていようが特に指摘をすることはないといいます。
今回の対象者である社員は、入社当初から目立った問題があるとは言えないまでも、勤務態度は真面目ではなく、業績もあまり良い方ではなかったといいます。
それでも、これまでは最低限の業績をこなしていたことから、こちらから強く言うことはなかったそうです。
しかし、1年ほど前から対象社員の業績がかなり落ち込んできており、会社としてあげている最低限の業績目標の半分にも満たない月が続いているといいます。
また、その頃から他の社員の間で、対象社員が勤務時間中に外回りに行くと言って業務をせずに帰宅していたり、サボっている等の噂が聞こえてくるようになったといいます。そのため、社内業務を優先的に回し、社外へ必要以上に行かせないように対策をしたものの、何かにつけて理由をつけて外に出ていく対象社員の勤務態度を見て、他の社員からの不満の声も多く聞こえるようになってきたのだそうです。
そんな時、知人からのタレコミで、対象社員は同業種であった前職に勤めていた際、辞める前に弁護士を通して会社を訴えるなど、いざこざを起こしていたという噂が流れてきたそうです。
そのようなことから、もし彼を辞めさせるとしても、事実確認と訴訟された際に勤務態度の立証などが出来るように証拠の保持をしておきたいとのことで、調査依頼に至ったということでした。
調査内容
依頼者のT様は会社の代表取締役であることから、対象社員の勤務スケジュールは全て把握していました。
なので、そのような情報から、対象社員が外回りに言っている日程や時間帯などを改めて確認したところ、会議などの社内で行われる必須の業務以外はほとんどの時間を何かしらの理由をつけて社外に出ていくことがわかりました。しかも、週に半分ほどはそのまま会社に戻らず帰宅しているようでした。
なので、会議などでの社内での必須業務が多い日を避けた平日7日間の素行調査を行うこととしました。
今回の依頼の目的としては、
・対象社員が真面目に業務を行なっているかどうか確認したい。
・サボっている様子などが確認された場合、訴訟対策や社員を辞めさせるための証拠として保持したい。
の2点となります。
念の為、社用車にGPSを取り付けたり、調査に至る前にいくつかの準備をしたのち、調査を開始しました。
調査結果
会社の業務時間開始と共に調査を開始しました。
社用車のGPSを取り付けてあることから、あまり近くに近づきすぎず、GPSを確認して対処者の車両が動き次第尾行を開始します。
7日間の調査のうち、真面目に営業を行なっているのを確認したのは1日だけでした。
それ以外の6日間では、コンビニの駐車場で昼寝をしていたり、就業時間内にパチンコ店やゴルフの練習場などに出入りをしている様子で、特に行きつけのパチンコ店には7日の調査のうち3日出入りを確認したことから、その常習性が窺える内容でした。
特にひどかったのは、7日間の調査のうち1日は出社後、朝礼が終わり次第すぐに社用車で帰宅し、妻を社用車に乗せると郊外にあるアウトレットモールに出かけ、夕方までショッピングを楽しむ様子が確認されたことでした。なお、その日はそのまま会社に戻ることはありませんでした。
まとめ
他の社員たちの噂通り、対象社員の業務中の素行は酷いものでした。
T様も調査報告書を見て、かなり怒っていらっしゃる様子で、調査報告書を根拠に対象社員を辞めさせることを決められたそうです。
弊社からも、万が一訴訟をされないためにも、社員を辞めさせる際の手順などのアドバイスを行いました。
後日、連絡がありました。
業務中に奥様とアウトレットに行っている様子や、勤務中にパチンコを打つ対象社員の様子を見せることで、スムーズに辞職させることが出来たとのことでした。
現在まで対象社員から訴訟をされることもなく、問題なく解決させることができたとのことでした。
あまりにもやる気のない社員を放置しておくと、その社員の分の売り上げだけでなく、他の社員のモチベーションまで大きく下げる要因になります。
総合探偵トラストでは、社員の素行調査なども行なっていますので、ご気軽に連絡してください。