今回は、「既に定年退職した旦那様が女性との不審なやり取りをしている」の浮気調査事例をご紹介します。
依頼者:奥様(I様60歳) 対象者:旦那様
調査場所:岐阜県多治見市
依頼内容
今回依頼をいただいたのはI様60歳。奥様は専業主婦をされており、旦那様は既に定年退職をしたので無職、娘さんもいらっしゃいますが、既に結婚して家庭がある為、現在は旦那様と二人で暮らしているのだそうです。
旦那様は昨年定年退職を迎え、時間に融通が利くようになった最近では、毎日のようにパチンコに出かけると言って外出していく日々が続いていると言います。
パチンコ自体は定年前からの趣味で、他に趣味がないことから仕事がなくなりパチンコに通うこと自体には違和感はないそうですが、先日何気なく旦那様の携帯電話を確認したところ、旦那様が定期的に女性とメールのやり取りをしていることが分かったのだそうです。
相手の女性は旦那様の事をあだ名で呼んでおり、女性の方から「また早く会いたい」など浮ついたメッセージが入っている事もあったそうです。
メールの内容から、旦那様と女性が接触しているのは月に2回程度だそうですが、相手女性と浮気の関係なのかどうか確認してほしいとのことでした。
調査内容
旦那様は例外なくほぼ毎日日中からパチンコに出かけており、旦那様が女性と接触するタイミングは予想がつかないと言います。
なので、旦那様の尾行調査を1週間連続して行うことになりました。
今回の依頼の目的としては、
・旦那様が浮気をしているかどうか確認したい。
・浮気をしていた場合、浮気の証拠を掴みたい。
・浮気相手がどんな人物か確認したい。
・浮気相手と別れさせたい。
の4点となります。
奥様は旦那様と離婚する意思はなく、「もう私も歳だから、今更離婚しても他に相手もいないから」とのことでした。
しかし、浮気をしていた場合は浮気相手には慰謝料を請求したいそうです。
旦那様は普段の生活でほとんど車を使用しているとのことなので、旦那様の車の車種やナンバー、カラーなどの情報をいただいた上で、普段通っているパチンコ店や予想される旦那様の行動範囲などを詳しく聞き込むことで、調査当日のイメージを固め調査に備えました。
調査結果
月曜日の午前9時から自宅前から調査を開始することになりました。
旦那様は車移動することが分かっているため、調査員は車やバイクを配備して待機します。
9時半頃になって、旦那様が自宅から出てきて車に乗り込むのを確認しました。ほどなくして車を発進させました。
車で15分ほど走らせた先にある、奥様から聞かされていた行きつけだというパチンコ店に到着、お昼頃までパチンコを打ち続けた後、退店し近くのカレー屋に入っていき、食事を済ませました。
その後は車で別のパチンコ店に移動、再びパチンコを打ち続けます。
夕方16時頃にパチンコ店を退店し、自宅に帰宅しました。
その後、火曜日、水曜日と同様の行動が見られましたが、木曜日には女性との接触を確認することが出来ました。
木曜日、いつものように午前10時前になり自宅から出てきた車を発進させた旦那様は、自宅から3駅ほど離れた駅前の駐車場に車を停め、駅に向かいました。
電車に乗り込み数駅先の主要駅に到着すると、電車を降車しました。
近くのコンビニエンスストアに寄り、コンビニスイーツを二つ購入した後、駅付近にある繁華街に向かいました。
旦那様は繁華街に到着すると、慣れた様子でまっすぐ繁華街内にあるソープランドに入っていきました。
ソープランドには約2時間滞在しました。コンビニスイーツは店内で食べた様子で、退店時は手ぶらでした。
その後、電車に乗り車まで戻り、自宅近くにあるパチンコ店に立ち寄ると、夕方までパチンコを打ち、その後帰宅しました。
その後の調査では、初日同様ほとんどパチンコ店のはしごをしているのみで、他には女性との接触は見られませんでした。
ソープランドの出入り以外は女性との接触は一切見られなかったことから、メールのやり取りは風俗嬢である事が判明しました。
事前にいただいていた調査時間を消化しましたので調査を終了しました。
まとめ
今回の調査では、旦那様は風俗店に通っているのみで、異性との交際はなかったという結果になりました。
調査結果を見て、奥様は交際をしていない事には一定の安堵を示したものの、旦那様に調査報告書を見せ、風俗店に通うのはやめるよう訴えかけたそうです。
旦那様は平謝りをし、現在では一応不審なメールのやり取りは見られなくなったそうです。
風俗店への出入りは、男性と女性で解釈が異なる場合があります。
男性は、接待や付き合いで風俗店に通うこともあり、恋愛感情での性行為ではなく、サービスを購入しているだけだという男性側の意見。
性行為があった時点で浮気であるという女性側の意見などで価値観の相違がある場合があります。
もちろん風俗通いを理由に離婚請求できる場合もありますが、お互いの価値観を把握するためにも、一度話し合う必要があるでしょう。